植木、庭木の手入れ、剪定をしたあとの枝葉、ゴミの処分を自分でやる方法です。
新型コロナウイルスの影響、外出自粛でこのゴールデンウィークご自宅で過ごされ、
お庭の、庭木、植木の手入れ、剪定をご自分でこの連休でされる方も多いとおもいます。
手入れ作業をした後、思いのほか困る枝、枝葉のごみの処分
ちょっと切っただけなのに、こんなに出るのか、こんなに長かったかとその処置にこまられる方は多いです。
ご自分で庭木の手入れをされた方の多くは、自分の住まわれている各自治体の収集ゴミに出される方がほとんどでしょう。
自治体のごみ収集にはそれぞれ大きさなどのルールがあり、植木、庭木の枝などそのままの長い状態では収集してもらえません。
多くの方は枝を細かく切って、ビニール袋に入れて各ごみの集積所に出しているのではないでしょうか。
葉、草などはふくろづめはよろしいのですが、枝となると細かく袋に入る大きさに切るのに結構大変な思いをされることとなります。
また最近のごみ袋は、薄く軽量にまた大きさもやや小さくなっているような気がします。
袋が切れないように枝をなるべく細かくしておくのですが、詰めて入れるうちにたいがいやぶけていきます。
やぶけるのを避けるため少なめに詰めてなんてやっていると、ちょっとした枝の手入れ、剪定でも袋の量だけでかなりの量になります。集積所に出すまでの間置き場所にもこまるほどです。
枝を長さだけは、自治体の規定の長さにそろえて束にして、縄、ひもをかけて出せばいいのですが、捨てても構わないようなビニールのひもで縛るのは案外コツがいるものです。
ビニールひもなどで縛り上げると、枝のほうが硬くて、強く締められず、結んでもゆるゆるになったり、ひものほうがすぐ切れてしまったりします。
ここで紹介するのは、一度しっかりしたロープで枝類を小さくまとめて、締め付けてから細いビニールひもで止める方法です。
↑このような自作の道具を使います。
ロープ2m前後にセミ(滑車)が組み継ぎの要領(アイスプライス)で取り付けてあります。
アイスプライスは慣れない方には多少ややこしいので、もっと簡単な作り方を後ほど掲載いたします。
ロープもセミもホームセンターで手に入ります。
どのように使うかといいますと
今回はこのエドヒガン桜の木をつめ気味に手入れしました。
出来上がり・形・見た目より、小さめにすることと、来年また花が見れることを優先してこのような形に、
切り下ろした枝は大体このような大きさ形状です。
この木一本で、最終的な量はこの画像の倍以上でした。
この枝を自治体の集積所に出せる長さにハサミ、のこぎりで細かくしていきます。
横浜市の場合60㎝となっておりますので、今回50㎝目安にどんどんそろえていきます。
この様にいくつか山にして作っていきます。
そしてセミ付きロープの出番です。
この様にロープを広げておいて、
先ほど長さをそろえた枝を置いていきます。
画像の向きは縦に変わりました。
枝の上下の太さの違いや、幅の違いがありますので上下をだいたい互い違いにして、並べるように置いていきます。
そんなに神経質、緻密にならなくても大体でだいじょうぶです。
並べて置いた枝の上に、さらに枝を積むように置いていきます。
崩れない程度ならある程度山にして積んでも大丈夫です。
一番下に並べた枝を素性のよい(真っ直ぐで、太さも比較的そろっている)枝で揃えておくと、中は素性の良くない曲がった枝や、細かいゴミをはさんでも大丈夫です。
ある程度の量になりましたら、セミで締め付けていきます。
ロープの端を持って、一番したに敷くように並べた枝で中に挟んだ、枝、ごみを包むように丸めてセミに通します。
イメージとしては海苔巻きを作るときの、すだれを巻くような感じに・・・敷くように並べた枝が海苔で、中の枝、ごみがご飯のイメージでしょうか。
セミに通したロープを締め付けて束を小さくしていきます。
締め付けられると多少動かしても、中に挟んだごみがこぼれなくなります。
足で押さえつけて、両手でロープを持ちさらに締め付けます。
最初の締め付けた位置では無理なので、手で緩まないように抑えながら
足で押さえつけるのにちょうどよい位置に、束を転がすようにして位置を変えます。
難しそうに見えますがやってみるとわかります。最初の締め付けで枝やごみは案外バラバラにならずにまとまっている状態です。
ビニールのひもをかけても緩まないように、また運びやすいようにさらに締め付けておきたいところです。
締め付けたら、仮止めします
画像では解りにくいのですが、締め付けがゆるまないように指でロープを抑えて、
締め付けたロープに余ったロープを輪のようにして(Uの字)突っ込んで止めます。
ちょっとコツがいりますが、3回か4回やってみればわかります。
セミ付きロープに沿って、ビニールのひもをかけて結びます。
↑今回はこのひもでたばを止めます。
最初からこのビニールのひもだけで、この束を作るのはほとんど無理でしょう。
セミ付きロープをはずして完成です。
運ぶときひもを持つと、ひもが切れます。束自体を抱えるように運びましょう。
最初は素性の良い、真っ直ぐな枝でやってみましょう
束もあまり大きくない状態で試してみてください。
慣れてくれば、パチリパチリ細かくして袋に詰めるよりだんぜん短時間で
片付けが進みます。
各自治体の集積所に出す場合は、それぞれの地域のルールをご確認の上、
ルールに沿ってごみを処分していただきますようお願いいたします。
また沢山のごみを一度に集積所に出しますと、収集に来てくださる方、近隣の方のご迷惑になる場合がございますので、一度に出す量などはよく考えて出していただきますようご配慮ください。