石組とは、自然石を組み合わせて配置したものです。日本庭園の重要な要素でそれぞれの石がもつ性能・性質・性格を見極めながら、石で小さな世界を作り上げます。 メインになる石、メインの石を守り・支え・引き立てて、協力・協調する石。並んでいる石それぞれ意味があり、そしてこれを組み上げる高度な石組の技術が必要なだけでなく完成をイメージできる想像力と美的センスが必要になってくるため、熟練の職人でも難しいと言われています。 熟練した庭師だけが出来る技術として造園・庭園造りの技術の中でも最も技術が必要になる部分です。中山造園では、代々受け継がれている伝統技術を活かし、技術だけでなくセンスと想像力でお客様のイメージする庭園造りをご提供いたします。

「竹垣」は日本に古くから伝わる、竹や丸太を利用して作る柵や目隠し・垣根のことを言います。敷地面積にあまり余裕がない場合、居間のカーテンを開けるとお隣のお風呂場の窓が真ん前にある、自分の家のリビングが丸見えになってしまうので何か目隠しが欲しい時等に竹垣は最適です。ただ板を貼り付けてあるようなものやスリットのないフェンスで目隠しを施工するより、毎日目にするところである為、天然の素材の風合いを生かして、自然の雰囲気を醸し出す竹垣で施工したいと思われる方は多いようです。竹垣はいずれ腐食して、取り替えなければならないものですが、丸太や縄の防腐剤の進歩で10年前後は耐久するようになりました。腐食せずある程度半永久的（永久ではありません）に見ていられるプラスチック製の竹垣も施工いたします。竹垣には素材、材料の違いにより何通りかの種類やデザインがあります。私どものお得意様には、取替えの時期が来た時に違った種類の竹垣で別なデザインを楽しむ方もおられます。お客様それぞれの趣向や庭園にあった竹垣をご提案させていただきます。

庭石は天然の岩石を庭の材料として用いるものとして選び出し、加工せず庭の要所に配置するもので、複数組み合わせて設置する場合は石組と言います。庭石は庭の構成に欠かせない素材です。この庭石の材質･配置で庭園の表情が決まると言うほどで、一つの庭石でも、ポイントに配置すれば十分に鑑賞できますし、イメージが一変します。中山造園では、小さな変化に喜びを感じられるような庭、そして日常のストレスを和らげ、生活のエネルギーを充電してくれるような庭を創造いたします。限られたスペースである庭も、自然石を利用して地面に高低を出し、アクセントをつける事によって、奥行きや無限の広がりを醸し出す事が出来ます。昨今のガーデニングブームでは、自然石が敬遠されレンガばかりがもてはやされていますが、本場の北米やヨーロッパにも自然石を使った、ロックガーデンがあります。

文字通り灯りの篭（かご）であり、灯りの火が風などで消えないように囲いをしたものです。和風のお庭づくりには欠かせない灯篭。偶数で配置するのが基本です。昼の夜の2つの顔を持ち、庭の緑と調和する灯籠は見ているだけで人の心を和ませてくれます。和風庭園では山型灯篭や雪見灯篭などが代表的な灯篭で、池や水辺のある庭でよく使われています。また、水辺のない庭でも自然石の上や、台石の上などに設置して使う事が多いです。灯篭も月日が経つと馴染んで更に美しさを増します。